投稿

12月, 2018の投稿を表示しています

冬休み前 損害保険講習

イメージ
冬休み前に「あいおいニッセイ同和損害保険調査株式会社」様による損害保険の講座を1級自動車整備研究科の3年生と合同で受けました。 内容は保険会社での技術アジャスターと呼ばれる車両損害の技術的な調査の内容だったり、事故事例からの過失割合の話、事故に遭遇した場合の相手とのやりとりの注意点など、まだ運転暦の浅い学生にとっては初めて聞く内容が多かったと思います。 高額車両との事故事例から、任意保険の重要性を再認識した講義でした。

2年生 計測技術 授業風景

イメージ
2年生の計測技術の授業風景です。 車両が一応完成して、次のステップに進む前に、車両を解析する技術が必要になります。 この授業では歪ゲージを使った応力測定をベースに、加速度計、圧力計、加重計などの計測器の使い方を学びます。また材料の硬度や表面粗さを計測する計測器や感圧紙の使い方も学びます。 これらの使い方を学んで、何を次にやれば良いのか、改良の着眼点を養っていきます。 表面粗さ計での計測風景   マイクロビッカース硬度計   荷重計を使って締め付けトルクと軸力の関係測定 締め付けトルクと感圧紙の反応を計測

校内走行会 1年生 初めてのフォーミュラカー走行

イメージ
1年生が始めて、FSAEマシンを走らせる体験走行を行いました。 現在は自分たちの作るマシンのコンセプトから主要諸元を決めている最中ですが、机上の検討だけでは解らない、実際のマシンの操作性や体感することも重要です。 走らせるマシンは昨年の卒業生10期生の作った「よんぱくと」です。 4気筒のパワフルなエンジンの割りにコンパクトに作ったマシンで軽量になっていて、直線は速い使用ですが、インリフトが起き易くコーナリングの操縦性では難しいマシンです。 走行は無理をしないで、体験レベルです。   ただし、この後MT車に慣れない初心者のため、半クラッチ操作とアクセル操作が雑なので駆動系に負担が過大に掛かってしまい。ディファレンシャルのアジャスターを曲げてしまいました。 そのためドリブン側のスプロケットを削ってしまい、走行不可能になってしまいました。      このマシンには乗れなくなったので、後半は3年生 11期生のマシンに体験させてもらいました。   ただし、ここもエンストするドライバーが続出したので、最後はバッテリーがあがってしまい押しがけでのスタートを強いられるなど、自分たちの未熟さを知る機会にもなりました。   このあと、1年生は主要諸元を決めておおまかなレイアウト、モックアップ作成に行きます。   おまけで、毎年行われている0-75mの人間の競争動画を載せます。 毎年、年齢のハンディキャップもあるなかで、元国体選手の神通先生が勝利しています。   

FSAE 校内走行評価会 2年生 vs 3年生 アクセラ、スキッドパッド

イメージ
12月12日の走行評価会に続いて、泉大津フェニックスにて専有走行を行いました。 広い敷地を利用して、アクセラ(0-75m 発進加速)とスキットパッド(8の字旋回走行)の評価をしました。 タイムは手動計測なので、誤差を含みますが、複数人の計測で評価しました。 まずはアクセラの結果です。 タイムはどちらも単気筒エンジンなので、あまり良くありませんが 3年生の勝利。   2年生のアクセラ動画   3年生のアクセラ動画     次はスキッドパッドの結果です。   こちらも3年生の勝利となりました。      2年生 スキッドパッド動画   3年生 スキッドパッド動画     この後は3年生のマシンは1年生の体験走行、2年生は通常ドライバー以外のメンバーが走行して自分たちの製作したマシンの感触を確かめていました。   今後は2年生が来年の日本大会に向けて、何を改良していくのか走行テストや各種解析を行いレベルアップを目指していきます。 

学内走行評価会 2年生 VS 3年生

イメージ
就職先企業よりお客様をお迎えして、学生フォーミュラの学内評価会を行いました。 お客様は㈱本田技術研究所、㈱ケーヒン、㈱ショーワ、日信工業㈱、㈱エフテック、㈱ ホンダテクノフォート、㈱オートテクニックジャパン、㈱山王テック、㈱アビスト(敬称略)から 大会の競技委員長やプレゼンテーション審査委員長を務める方も含めて、来て頂きました。 審査はデザイン審査は変則で2年生全員で質疑に答える形で、HRD Sakkuraでサスペンション設計をやられている主任研究員もお迎えして行いました。 設計に対する理解や何故この寸法や形状になったのか、技術的な説明が求められます。 来年の本番に向けて、設計を説明する難しさを知ることができました。 次はプレゼンテーション審査を2年生と3年生で対決しました。 各企業様からは、財務や売り方の説明は詳しくあったが、肝心の車両の魅力、技術的な売り込み方が足りないと指摘をして頂きました。その他プレゼンテーションの極意をプロの方々から教えてもらいました。    この後、場所を堺カートランドに移して、オートクロスとエンデュランスと燃費の走行です。 実は午前中の練習走行でしふとチェンジレバーが折れるトラブルが発生して、急遽学校に戻って溶接補修する対応をバタバタとしていました。 走行途中でチェーンガードとキャッチタンクのステーが溶接不良で外れてしまうトラブルがあり、リタイヤとなってしまいました。   こちらは3年生の走行動画です。 3年生と2年生のマシンは同じエンジンを載せて、エンジンECUとタイヤサイズが違いますが、コンセプトも似ている比較しやすいマシンです。 3年生の方が開発期間の長さもあって、スムーズな走行が出来ています。 こちらは最後の方でサスペンションにダメージが出て、完走狙いでペースを落としての完走です。   走行後はお客様から講評を頂いて、多くのアドバイスを頂きました。 この後の就職に向けて、多くのものを得ることが出来た評価会です。 また1年生も車両を造り出す前に、学生フォーミュラ大会役員から貴重なアドバイスをもらって 車両諸元選定に意欲が沸いてきています。   評価会に来て頂いた企業の皆様、本当にありがとうございました。 

2年生 FSAE シェイクダウン@堺カートランド

イメージ
2年生が初めて造った車両の走行テストを学校近くの堺カートランドで行いました。 学校の校庭で少しは走りましたが、初めての周回コースで車両の不具合が出ないか確認の走行です。 最初の数周は、各部取り付け部品の緩みや干渉の確認をしながら、慎重に走行しています。   その後10週の走行をしましたが、最後はステアリングを切った時に異音が発生するので止まりました。確認すると左前輪のアップライトの取り付けボルトとホイールが干渉していました。     原因は使用したボルトの長さの設定不良でした。急遽部品を外して走行時間内に間に合わせるように応急対応を学校に戻って行いました。 最終的には3周ほど雨の中を走らせることができて、シェイクダウンとしては多くの事が得られました。まだエンジンの始動やマッピングの不調等やることは沢山ありますが、有意義な一日でした。