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本田技術研究所 デザイン講話&クレイモデル講習

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本田技術研究所 オートモービルセンター デザイン室より 箕輪上席研究員、岡本主任研究員、稙田アシスタントマネージャー、北園主任研究員、石野研究員、宮崎さん、が来校され、講義と実習の授業をして頂きました。 最初にホンダの四輪部門のデザインTOPである箕輪上席研究員にデザイン講話をお願いしました。 1年生と2年生が聴講して、デザインに関する疑問や質問に答えて頂く機会を設けました。    「かっこいいとは何ですか?」とか「点数の付けられないデザインで、どうやって目標達成と判断するのですか?」等の答えにくい質問に、個人的な意見としてと前置きしながらも、真摯に答えてくれた箕輪上席研究員、本当にありがとうございました。   聴講した学生は、ホンダの開発する姿勢やデザイン開発の奥の深さを実感してくれたと思います。 2年生はこれから製作するマシンのカウルを題材に、1/6スケールのクレイモデル講習を行いました。講師は石野研究員と宮崎さんです。  学生達は初めて触るクレイにとまどいながらも、自分のイメージを具現化すべく真剣に取り組んでいます。最初は骨組みをカバーするだけの替わり映えのしない塊が、手を加えているうちに如如に個性が出てきます。 2日間の実習で、なんとか形として表現するものが出来上がりました。    出来上がった作品を前に置いて、どのようなデザインなのかをプレゼンテーションしてデザイン討議を行います。マシンコンセプトに合っているのか、自分の想いがどこに表現されているのかなど議論をして造詣への解釈を深めていきます。   結果として選ばれた最終的に選ばれたのが、下にある平田さんの作品です。     このままでは最終形状にはならないので、地上高やサスペンションアームなどの干渉部分も考慮しながら1/1のモデルを製作していくことになります。   卒業生でこの体験を機会にクレイもデラーを目指すことになり、職業として活躍する人もいます。 実際の仕事にしなくても、デザイン開発の一部を体験したことは、これからのクルマ造りにおいて役立つはずです。 デザイン室の皆様、ご協力本当にありがとうございました。