FSAE オーストラリア大会 3日目

昨日まで、比較的順調に進んできたオーストラリア大会ですが、実走行の動的審査に移り、多くのトラブル対応に追われる一日となりました。

まずは、加速性能を競う0-75m発進加速 アクセラレーション審査です。
狭いプラクティスエリアでの確認では判らなかったのですが、エンジンECUデータの中身が想定していたものと違っていて、点火時期が大きくリタードしたMapが入っていました。
そのため全く加速が伸びず、9秒台の悪い結果となりました。

二人目のドライバーはプラクティスで加速の悪い原因を見つけて、Mapを校内走行時ものに変更して、挑みましたが、まだ加速不良は解消されず、5.8秒と不本意な結果で終了してしまいました。
オーストラリア大会の他大学のレベルは高く、単気筒でも3秒台のタイムを出す車もあり驚きでした。

午後の8の字旋回 スキッドパッドに向けてLAFが動いていない水温なので、はっきりとはわからないものの、燃料が薄すぎるのではないかと推定して、10%燃料を濃くして望みましたが、スタート地点でエンジンが始動できなくなり出走できなくなりました。


懸命に会場で修復を試みて、いろんなことをやりましたが、エンジンは掛かりませんでした。
ピットに戻り、スターターを外して押しがけするとエンジンは始動できることが判り、エンジン内部のスターターモータと繋がっている1wayクラッチギアが固着していることが判りました。

このパーツは何度も壊れていて、このエンジンの鬼門となっている箇所です。

19:00くらいにこれ以上悩んでも解決しないと、エンジンを降ろして分解することに決めました
ピットクローズは20:00なので、1時間でエンジン降ろし、ギアの分解までで終了。
明日は他大学からギアプーラーと代替パーツを借りて7:00~9:00までの2時間で再車検に向けてがんばる予定です。

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